このエアコンは何ワット?調べ方や電気代の計算方法、電気代の節約方法も

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エアコンのワット数を調べて、月々かかる電気代を計算しましょう。

電気代を節約する方法についても紹介するので、ぜひ参考にしてください。

エアコンのワット数の調べ方

エアコンのワット数は室内機本体で見る方法が簡単です。

たとえば私のエアコンAY-L22DE8であれば、以下のワット数であることがわかります。

冷房暖房標準暖房低温
定格能力2.2kW2.5kW2.8kW
定格消費電力590W550W940W

ただ残念ながら、これらのワット数だけではエアコンの電気代を計算することはできません。

これらの数字はあくまで定格での運転の話だからです。

通常エアコンは付けはじめが最も電力を消費し、部屋の温度が一定になるとあまり電力を消費しません。

つまり「一時間つけたから定格消費電力をもとに一時間分の電気代を出そう」がなかなか難しいのです。

電気代を求めるには期間消費電力量を調べる必要があります。

期間消費電力量について

期間消費電力量とは、以下の基準の範囲でエアコンを一年間使用した際に消費する電気量。

期間消費電力量の基準
  • 外気温度モデル:東京
  • 設定温度:冷房時27℃/暖房時20℃
  • 期間:冷房期間(5月23日~10月4日)
              暖房期間(11月8日~4月16日)
  • 時間:6:00~24:00の18時間
  • 住宅:JIS C9612による平均的な木造住宅(南向)
  • 部屋の広さ:機種に見合った部屋の広さ

つまり1時間の電気代が求められないなら、1年間の電気代の総量を計算しようというものです。

イメージとしては、サイコロを5回振る場合と5万回振る場合に似ています。5回しかサイコロを振らないとき、それぞれの出る目の確率はばらばらで、出ない目も存在してしまいます。対して5万回もサイコロを振れば、どの目もほとんど一律に1/6ずつの確率となるでしょう。このように特定の1時間の電気代は求められなくても、1年間であれば多少の誤差をおしなべて計算できるのです。

ちなみに機種に見合った広さの部屋、とは具体的には以下のとおりです。

冷房定格能力(kW)~2.22.52.8~3.6~4.55.05.66.37.18.09.010.0
畳数(畳)6810121416182023262932
参考:日本冷凍空調工業会

実際の期間消費電力量は、メーカーのHPから調べられます。

https://jp.sharp/aircon/products/ld/spec/

たとえば上記の私物エアコンの期間消費電力量は717kWhです。

ちなみに東京が基準である点に注意。東京と比べ、冬は20度よりも低い寒い地域、夏は27度を超える暑い地域では、実際の消費電力量は高くなります

エアコンの電気代の計算方法

期間消費電力量から、エアコンの電気代を求める計算方法は以下のとおりです。

期間電力消費量 × 1kWhあたりの電力量料金

電気量料金は東京電力であれば約27円/kWh、関西電力であれば約26円/kWhなど、済んでいる地域によって若干の変動があります(それぞれ電力量が120kWhをこえ300kWhまでの場合)。

つまり今回の私のエアコンで、私が関西に住んでいたとすると、年間の電気料金は以下のようになります。

717kWh × 26円/kWh = 18,642円

一日18時間、毎日つけっぱなしにしても2万円もかからないことがわかります。

主要な電力会社の電気量料金(電力量が120kWhをこえ300kWhまでの場合)の比較表を記載するので、お住いの地域に合わせて計算してみましょう。

北海道電力約31円
東北電力約26円
東京電力約27円
中部電力約26円
北陸電力約22円
関西電力約26円
中国電力約28円
四国電力約27円
九州電力約24円
沖縄電力約29円
全国の電気量料金(参考:https://kakaku.com/energy/article/?en_article=23)

エアコンの電気代を下げる方法

エアコンの電気代を下げる方法は以下の3つです。

  • サーキュレーターを使用する
  • AI機能や自動運転モードを利用
  • 広い部屋ではエアコンを2台に分ける

サーキュレーターを使用する

サーキュレーターを使用すると、エアコンの負荷が下がります。

サーキュレーターとは直線方向に風を送る力に優れた、扇風機の親戚です。

サーキュレーターを使用することで部屋の気温が一定に保たれるので、エアコンの負荷を下げられます

扇風機でもよいのですが、サーキュレーターのほうが空気の撹拌力が強いのでおすすめ。

AI機能や自動運転モードを利用

AI機能や自動運転モードがあるのなら、積極的に利用しましょう。

たまに「電気代を節約したいから」といって「弱」モードでしかエアコンを使わない方もいるのですが、かえって逆効果。上記の通りエアコンは気温が一定になるまでが一番電気を使うため、弱モードにすることで電気を使う期間が長くなってしまうのです。

その点「風量の自動」であればエアコンが一番電気を使う時間を減らせられます。

また自動運転モード搭載の機種には「冷房↔除湿↔送風」と、室温を見ながら電気代がかからないモードへ自動で移行してくれる機能を搭載していたり、AI機能として人間の体感温度に着目して少ない電気代で効果的に冷暖房効果を狙う機種もあります。

せっかくある機能なので、「なんだかよくわからないし」と使わないのは損。積極的に利用しましょう。

広い部屋ではエアコンを2台に分ける

実はある程度広い(20畳程度)以上の部屋では大型のエアコンを一台設置するよりも、半分のサイズのエアコンを2大設置したほうがお得になるパターンが多いです。

というのもエアコンが一台だと、どうしてもカバーできる範囲に限界があるためです。

窓やドアなどの室温が変わりやすい要因がエアコンより遠くにあると、エアコンの温度設定の割に快適感が薄れてしまい、より低い温度にに設定してしまう原因にも……。

この話は2021年おすすめのエアコンは?あなたにあった選び方や人気メーカーの特徴を徹底解説が詳しいので、ぜひ参考にしてみましょう。

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