エアコンがポコポコと鳴るので「エアコンが故障したかも」と不安になっていませんか?
エアコンのポコポコ音は故障ではありません。
とはいえどうしても気になってしまいますよね。
この記事ではポコポコ音の原因と、簡単な対策について紹介します。
エアコンのポコポコ音の原因は気圧差
エアコンのポコポコ音の原因は気圧差です。
エアコンからポコポコと音がするとき実は換気扇をつけていた、というケースが非常に多いのです。
換気扇とは文字通り部屋の空気を換気するためのファン。
換気扇が室内の空気を室外に排出して換気するわけですが、このとき空気をどこかから室内に給気しないと、外に出るばかりでは室内が真空になってしまいます。
とはいえ実際はすきま風として空気が入ってくるため、そんなに簡単に真空にはなりません。
しかし部屋の気密性がとても高く、すきま風がどこからも入ってこられない状態であればどうでしょうか?
この時に、エアコンを経由して部屋の外から室内に空気が入ってくるため、エアコンからポコポコと音とがするのです。
ちなみに実際にポコポコ音がする場所は2箇所で、ドレンホース(結露水を排出するホース)とドレンパン(結露水を留めておくパン)です。
どちらも新品状態であれば音はしませんが、使っていくうちに汚れなどが蓄積し、水の層を作ります。
この水の層を空気が通過するときにポコポコという音ができるのですね。
ストローをコップに入れて息を吹き込んだ時の状況です
エアコンのポコポコ音が直らないときの対策
エアコンのポコポコ音を放っておいても直らないときの対策は以下の3つです。
- 応急処置は24時間換気の通気口を開けること
- ドレンホースを掃除する
- 逆流防止弁をつける
応急処置は24時間換気システムの通気口を開けること
まずは24時間換気の通気孔を開けましょう。
そもそも住宅は締め切って使うようにはできていません。
換気扇は24時間つけっぱなしを前提として作られていますし、部屋も空気の流れが2時間程度で入れ替わるように設計されています。
「外の冷たい風が入って寒いから」など理由をつけて通気口を閉めてしまう人も多いですが、通気口を占めてしまうとエアコンのポコポコ音がなる原因になるほか、次の問題も発生します。
- ハウスシック症候群の原因
- 二酸化炭素濃度の上昇による倦怠感
- 結露の原因となり、カビやすくなる
健康被害を避けるためにも通気口はエアコンのポコポコ音に関係なく、常時開けておきましょう。
ドレンホースを掃除する
ドレンホースから音がしている場合、ドレンホースのなかの「つまり」が原因となっています。
ドレンホースを掃除しましょう。
ドレンホースの掃除方法は専用のポンプを購入し、ドレンホースの先にとりつけポンプの要領で引っ張るだけ!
簡単なのでぜひやってみましょう。
逆流防止弁をつける
ドレンホース内を空気が逆流することがポコポコ音の原因なので、そもそも空気をドレンホースに入れないようすれば解決します。
使用するのは逆流防止弁です。
設置方法もドレンホースの先に取り付けるだけなので、簡単です。
エアコンのポコポコ音の放置は良くない
これまで紹介してきたとおり、エアコンのポコポコ音は故障ではありません。
しかしだからといって放置しても大丈夫ではありません。
エアコンのポコポコ音の原因は空気が密閉されていることやドレンホースが詰まっていることであり、どちらも放置するとエアコンの故障や健康被害につながります。
- 応急処置は24時間換気の通気口を開けること
- ドレンホースを掃除する
- 逆流防止弁をつける
これらの対策をバッチリ行い、ポコポコ音を解消しましょう。
掃除が面倒ならハウスクリーニング業者に頼るのも手
「ドレンホースの掃除は面倒」という方、ハウスクリーニング業者に頼りましょう。
くらしのマーケットでは数千円からエアコンのクリーニングが可能です。
この際なので、エアコンの室内機や室外機もクリーニングされてはいかがでしょうか。
エアコンは熱交換器などに汚れが溜まることで年々性能が落ちていきます。エアコンを定期的にクリーニングすることで、買った当初の省エネ性能・冷暖房性能を取り戻せるのです。
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