「エアコンを止めたあともしばらく動いているみたいだけど、何が起こっているの?電気代は大丈夫?」
と気になっているあなた。エアコンを止めたあとも動いている正体は内部クリーン機能です。
この記事ではエアコンの内部クリーンについて紹介します。
エアコンの内部クリーン機能とは室内機の乾燥
エアコンの内部クリーン機能とは、室内機の中に溜まった湿気を乾燥させるための機能です。
通常冷房や除湿を行ったあとの室内機の中には結露が発生しています。
そのまま放置するとカビの原因にも。
内部クリーンをすることでエアコン内部の結露を乾燥させ、メンテナンスの頻度を下げているのです。
内部クリーンの仕組み
多くのメーカーではエアコンの冷房、除湿運転後自動的に内部クリーンが始まります。
はじめは送風が60~120分ほど続き、最後に暖房運転が10分ほど行われ、自動でOFFになります。
メーカーによっては「送付→暖房→送風」の動作をする機種もあったり(パナソニック)、カビを抑制するイオンを放出する機種(シャープ)もあったりと、様々です。
なお内部クリーン中は部屋の温度が上がりがちになるので、エアコンを止めたあとは早めに部屋から退出しましょう。
内部クリーンの効果
内部クリーンにはカビの抑制効果があります。
もちろん内部クリーンをしたからといってメンテナンスフリーになることはありませんが、メンテナンスの頻度を大幅に下げることができます。
むやみに内部クリーンを止めないようにしましょう。
ちなみに室内機内部に発生してしまったカビ自体を除去する効果は内部クリーンにはありません。
内部クリーンでかかる電気代
内部クリーンにかかる電気代は一回あたり6畳のエアコンで2円程度です。
ダイキンのうるさらmini Mシリーズ6畳モデル、料金単価は一般的に用いられる27円/kWhで計算しました。
ダイキンのMシリーズ20畳モデルでも一回あたり7円程度なので、毎日使っても月200円程度。
メンテナンスの頻度を下げる効果を思うと、内部クリーンをしないのは得策ではありません。
エアコン内部クリーンの頻度はどれくらいがベスト?
内部クリーンの頻度は冷房・除湿運転後毎回が基本です。
2回に一度、などとすると2回に1回分の結露は確実に室内機内でカビになっていくので、ケチってはいけません。
エアコンの内部クリーンが終わらない時の対処法
「内部クリーンがなかなか終わらなくて気になる」という方も多いかもしれませんが、上記の通り内部クリーンは2時間程度は動いているものです。自動でOFFになるので、そばでついている必要はありません。
また「エアコンを止めて外出→帰宅後まだ内部クリーンが動いていて、エアコンを付けられない」という場合は内部クリーンを停止してOKです。
リモコンの停止を押すなどして内部クリーンを停止して(停止方法はメーカーによって変わります)、再度冷房・除湿をONにしましょう。
エアコン内部クリーン後も臭い場合は?
エアコンの内部クリーン後も臭う場合は、室内機内部にカビが蓄積されている証拠。
特に熱交換器が汚れている可能性が大なので、エアコン清掃スプレーを利用するなど掃除が必要です。
手間を取れない方は、ハウスクリーニングサービスを利用するのも手です。
エアコンの内部クリーン機能がない時に試す方法
エアコンの内部クリーンは上記の通り基本的には「送風→暖房」を行うだけの運転なので、内部クリーン機能がなくても自分で設定することで代替可能です。
- それまでついていた冷房をOFFに
- 送風をON
- おやすみタイマーを2時間に設定
- 部屋から出る
これだけでも十分効果的。また隣の部屋など近くで待機できるのであれば、タイマー停止後に暖房運転を10分ほど行いましょう。
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